「宝くじ販売停止」ヤジと拍手わく興奮状態(産経新聞)

 「天下りの高額報酬などの問題が解決するまでは、宝くじ販売を認めるべきではない」。21日の事業仕分けで出た“庶民生活直結”の判定。仕分け会場は、約200人の一般傍聴席からやじと拍手がわき起こる“興奮状態”の中で行われた。

 会場の空気が盛り上がりを見せたのは、宝くじの普及広報を行う財団法人自治総合センターが、首相官邸近くの超高級ビルに入居していることを仕分け人が指摘したときだった。

 「常勤15人で500坪近いオフィスを、年間1億8千万で借りている。なぜこの場所でなければならないのか。宝くじという『庶民の夢』が賃貸料に使われているのをどう感じるか」

 センター側が「たくさんの人が訪れるので…」と釈明すると、傍聴席から「ふざけるな!」。

 進行役が傍聴者に対して「お声を発したい気持ちがあるかもしれないが、ご協力を」となだめた。

 その後も、「宝くじで支出を受ける6法人の平均の役員給与額は1941万円」などの指摘が出るたびにどよめきが起こり、「ばかにするな」などのヤジが飛んだ。

 最後に、仕切り役の寺田学衆院議員(民主)が宝くじの「販売停止」を結論として述べると、大きな拍手がわいた。傍聴した東京都世田谷区の男性(55)は「宝くじで外れたお金がどう使われているか、関心があった。役員報酬が2千万円なんて常識外れだ」と怒りをあらわにした。

 寺田氏は終了後、販売停止について「あれより弱いものを出せば、傍聴者の反発は強かったろう」と述べる一方で、「会場の雰囲気で仕分けの結論を変えたことはみじんもない」と強調した。財団側からは「事業全体を理解していない」などの批判が聞かれた。

【関連記事】
「問題解決するまで宝くじ販売やめよ」 事業仕分け第2弾
「適切ですか」「根拠は」天下り法人をバッサリ 事業仕分け
不透明配分、独占販売…仕分け、宝くじ協会などメス 
事業仕分け 電気メーター検定を見直し 実務丸投げ「資格・検査」法人
事業仕分け 審査せず交付で収入11億円…「資格・検査」法人
中国が優等生路線に?

緊急無線、特殊気象で無関係の電車も止める(読売新聞)
沖縄県民の同意得られなければ総辞職を 渡辺氏(産経新聞)
ニキビ 放っとかないで 早めに皮膚科できれいに 初期治療も可能な新薬(産経新聞)
取扱目標達成の港湾、12.7%=計画見直し求める―前原国交相(時事通信)
<普天間移設>民主も首相批判噴出 小沢氏沈黙、助け舟なし(毎日新聞)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。